2024(令和6)年7月後半の法語

暑い毎日が続いています。

7月も残すところ1週間もありません。

バタバタと日暮らししていました。

東京のご門徒のところに、盆参りにお邪魔しました。

久しぶりに会って、皆さん元気に過ごしておられる姿に、安心しました。

宗教砂漠といわれる中に、大事にお念仏を相続されていらっしゃる気持ちを、

今後も大切にしていきたいと思ったことです。

そのご門徒にお参りした後、

85年前の1940年代、私の実父が学生時代お世話になったお寺にお邪魔しました。

93歳になられる住職ご夫婦が温かく迎えてくださって、感激で涙こぼるる思いでした。

会ったこともない父の姿を教えていただき、私の生き方を考えさせられたことです。

貧しい家庭の中で大学教育を受けたかった、本当の宗教家になるべく勉強したかった父の姿に、

豊かな現代社会に改めて教えられることです。

「私は貧乏という鞭で打ってもらわなかったら なかなか目を覚ます私でなかった。

貧乏という鞭で打ってもらったればこそ 如来様のお慈悲に気ずかさせてもらった。

貧乏様ありがとうございます 貧乏様ありがとうございます」

と書かれている、赤茶けた日記の1ページを深く味わっていることです。

今月の法語は、

「他人の悪口はウソでも面白い 自分の悪口はホントでも腹が立つ」

としました。

うだるような毎日、そんな中にスーと通り抜けていく涼風。

わが身の姿を振り返ってみませんか。