令和元年12月前半の法語

師走の12月に入りました。何となく気ぜわしい頃となりました。ふと今年を振り返ると、何をしてきたやら気にかかります。

今月前半の標語は、「自分の在り方に 痛みを感ずるときに 人の痛みに心が開かれる」としました。今年の災害、年末助け合い、等々考える時、『わが身をつねって人の痛さを知れ』のことわざのごとく、人間は自分の痛みを感じないときには、他人の痛みに冷淡なものです。この時、仏さまの心がしみじみ伝わってきます。同苦の気持ちであり、同悲の思い、同体の大悲を思い出しました。

改めて私の姿を振り返ってみましょう。