令和2年2月の法語

2月に入りました。1月は、いってしまいました。今年は雪も降らず、節分荒れもなさそうです。先月末、長年、失礼をしていた坊守さんの故郷にいってきました。愛知県の渥美半島は穏やかな、農業地帯で心和む雰囲気です。ところが、訪問した日は、強風注意報の発令で、恋路が浜も白波逆巻く大変な情景でした。

今月の標語は「あかね雲 光り輝き 鳥は巣に 人は浄土へ いざ帰りなむ」としました。この歌は令和2年本願寺御正忌報恩講に、福岡県の方の献詠歌です。私の幼いとき、自坊の西に太陽が沈んでいくとき、祖母が話してくれた話が思い出されたので、書かせていただきました。還るところが抑えられている人は、安心して暮らせるように思うのですが。