令和2年6月後半の法語

6月も中旬が過ぎ梅雨に入りました。岩のように固くなった畑の土には、慈雨ですが、刈り取った葛が、またまた繁茂しています。自然の営みですね。

新聞、テレビはやはりコロナさんのことが中心です。でも私のところには、あのマスクは届いていませんが、どうしたことでしょう。本当に必要なところに行っておればよいのですが

今月後半の標語は「語り得ぬ 悩みに一人 泣くわれは 合掌しつつ み名を呼ぶなり」としました。一人寂しいときはありませんか?誰にも話せない、話してもわかってくれない時はありませんか?そんな時、一人じゃないよと、側で呼びかけてくださる方がいらっしゃるのですね。

先日実母が98歳で往生しました。大正・昭和・平成・令和の時代を、母の死・結婚・戦争・再婚・公務員勤務・病気・入院・等々激動の生涯であったなと思い返しています。一緒に生活することはほんのわずかであったが、西宗寺を思い、我儘な私のことを心配してくれておりました。母が生まれた西宗寺で、質素な葬儀を務めたのがせめてもの私の償いでした。有難うございました。