令和2年8月前半の法語

8月に入り、例年より遅れた梅雨明けです。

朝にはウグイス、夕方になればカナカナとセミがなき、今年は不思議な夏を迎えています。

 

8月1日には、ご門徒の方がたに境内清掃の奉仕作業をしていただきました。

朝9時~11時まで汗を流しながら、きれいにしていただきました。

同じ団地に住んでいてもお互い話したこともなかった、出会っていても同じ門徒とは知らなかった、等々楽しい集まりでした。

 

さて、今月前半の標語は、

「どうにもならない 悲しみ 苦しみを 仏縁といただく 念仏の歩み」

としました。

毎日の日暮らしの中で、たまらない悲しみ、苦しみに出遇うことがあります。

そのことを仏縁といただくのは、なかなか難しいことです。時に世を恨んだり、自己をいじめたりしがちです。

ところがそんな私に先手を掛けて、届けてくださってあるのが「仏さまの願い」だったのですね。

そのまま来いよ、そのまま来いよと、この身をゆだねていくことこそ、念仏の日暮らしではないでしょうか。

そのような日暮らしの中に、つながりを仏縁と受け止めていく道が開かれて行くのでは・・・・・。

とにかく理屈抜きで、大きい声でお念仏申す毎日にしてみませんか。