令和3年7月前半の法語

7月に入りました。

すでに今年も半分を過ぎたのですね。

紫陽花の花も色が変わり、蒸し暑くなってきました。

 

オリンピック・パラリンピックが真近に迫ってきました。

前回の東京オリンピックは、1964年(昭和39年)。

私が大学2年生の、青春真っ盛りの時でした。

当時学生はテレビを持つ余裕はなく、下宿の御婆さんの好意で、大会前から組ま

れる特集番組や、大会期間中の各競技の熱戦を見せてもらい、ワクワク・ドキド

キしたものです。

ところが、このたびの大会は地方にいるからか、ワクワク・ドキドキ感が伝わっ

てきません。

私だけでしょうか。

世界の人と手を握り、語り,笑顔をかわす光景が、特定の人だけのものになって

いるような気がしてなりません。

 

さて、今月の標語は、

   「老いて 病になって 自分の傲慢さに 気付かされました 

                        ナモアミダブツ」

としました。

「何気ない日暮らしの中に自分の姿を見つめ直す」といっておきながら、

ダラダラと過ごしている私でありました。

大病を経験しながら、その後は忘れ、

さらに年月を重ね様々な役職を離れ、目、耳、歯、声の衰えを感じている中で、

いよいよ我儘な私だったことよと思い知らされる今日この頃です。

「平時に聴聞せよ、病気の時にはもっと精魂かけて聞け」、といわれた言葉を思

い出します。

ワクチン接種はもうお済ですか。

私は15日に第1回目が予約できました。

ご大事に。