令和4年2月後半の法語

境内奥の畑の白梅、紅梅、蝋梅が、ほのかな香りを漂わせながら、すでに散ろうとしています。

たくさんの人に見られることもなく、畑の片隅で、「春が近いよ」と静かに語っているようです。

コロナ、オミクロンと毎日明け暮れている私に、明るい、活動的な日もすぐだと、思わせてくれます。

 

今月後半の法語は、西本願寺御正忌報恩講の御法楽献詠歌の中の入選歌の一つをお借りしました。

  ともに泣き ともに笑いてあるままの 心あづけし 弥陀と歩まん

熊本県の星子様の歌です。

私の今の心境にピッタリの味わいでしたので。

喜怒哀楽の私の日暮らしの中で、そのまま、そのままと、呼び続けてくださる方があるのですね。

梅の香りのように、私の心にしみわたってきます。