令和4年3月前半の法語

弥生3月に入りました。

境内のあちこちに、水仙が人知れず咲いています。

艶やかではないけど、凛として心温まるものを感じさせてくれます。

 

3月は卒業シーズン。

今日も、3年生であろう高校生が、笑顔と不安を漂わせて歩いていました。

彼らがこれからの人生を、あの水仙のように凛として生きていってほしいものです。

 

今月の法語は、

 いざとなったら どうしようもない 自分と 今 知らされた

と、妙好人(みょうこうにん:浄土真宗のご門徒の中でも特に篤信のお念仏者)の因幡の源佐さん(鳥取)の言葉を

書かせていただきました。

よきにつけ、悪しきにつけ、老、病、死につけ、その直前になるまで、みんな他人ごとに済ませて、いざ自分に降り

かかった時にとんでもない行動に慌てふためく姿になってしまっている私ではないか。

なかなかしぶといこの根性、気づかさせてもらうのは?

そして転ぜられていく道は?

いざとなったら、地位や名誉や知識じゃないのです。

あなたの姿勢はいかが?