令和元年9月後半の法語

黄金色の田んぼの実りを、早速、3軒の方が本堂にお供えいただきました。有難いことです。自分たちが食する前に、お供えになる姿に、現代社会に忘れらている感謝の思いを感じさせていただきました。実りの季節に、改めて自然の恵みに思いを、めぐらせたいものです。

今月後半の標語は、往生して25年になる祖母がノートの切れ端に書いていた短歌にしました。「待ちかねて お呼び通しの 仏様(おやさま)に 今 導かれ行く うれしさよ」としました。認知症の始まった時か、その前かの人生晩年に、この味わいをしていたのかと思うとき、私自身はどうか、厳しい問いかけになりました。お彼岸を前にそれぞれが手を合わせ、脚下照顧してみたいものです。