「弥陀の本願には、老少善悪のひとをえらばれず、ただ信心を要とすとしるべし、そのゆへは、罪悪深重、煩悩熾盛の衆生をたすけんがための願にてまします。……」『歎異抄』
私達の同朋教団は、現在全国に1万3百余の末寺と、広く海外に開教区をもち、約1千万の門信徒を擁しています。親鸞聖人の教えを縦糸とし、同朋意識を横糸とし、布教伝道が続けられて今日の教団は築かれています。
宗名 | 浄土真宗 |
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宗祖 | 親鸞聖人 |
宗祖 (ご開山) | 親鸞聖人 ご誕生 1173年5月21日(承安3年4月1日) ご往生 1263年1月16日(弘長2年11月28日) |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
本山 | 龍谷山 本願寺(西本願寺) |
本尊 | 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏) |
聖典 | ・釈迦如来が説かれた「浄土三部経」 『仏説阿弥陀経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』 ・宗祖 親鸞聖人が著述された主な聖教 『正信念仏偈』(『教行信証』行巻末の偈文) 『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』 ・中興の祖 蓮如上人のお手紙 『御文章』 |
教義 | 阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化する。 |
生活 | 親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。 |
宗門 | この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏を申す人々の集う同朋教団であり、人々に阿弥陀如来の智慧と慈悲を伝える教団である。それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する。 |
浄土真宗の生活信条
一 み仏の誓を信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます
一 み仏の光をあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます
一 み仏の教にしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます
一 み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽くします
私たちのちかい
一、自分の殻(から)に閉じこもることなく
穏(おだ)やかな顔と優しい言葉を大切にします
微笑(ほほえ)み語りかける仏さまのように
一、むさぼり、いかり、おろかさに流されず
しなやかな心と振る舞いを心がけます
心安らかな仏さまのように
一、自分だけを大事にすることなく
人と喜びや悲しみを分かち合います
慈悲(じひ)に満ちみちた仏さまのように
一、生かされていることに気づき
日々に精一杯(せいいっぱい)つとめます
人びとの救いに尽くす仏さまのように
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