令和元年7月後半の法語
7月も中旬が過ぎました。毎日、うっとおしい日々です。何日、何時間、御天とさんが照ってくれたでしょうか。天日干しの煎餅を出荷する地域は、大変な損害とのことです。昨年のこの頃は、災害の後、猛暑がつづいたのは?世界中の自然現象がおかしくなっているのでは? 夜は掛布団が必要です。
今月の後半の標語は「遺産無き 老いの身ながら 子や孫に 残しておきたし み仏の声」としました。ずいぶん前に「遺産無き 母が残す 死を子らよ 受け取れ」としたこともあります。人間にとって何が一番大切なものか。大きな問題であります。財産とか、名誉とか、地位とか、答える人ありましょう。健康が第一と思う人もありましょう。これらは実に大切なものですが、すぐに変わらないもの、手元から離れていかないもの、真実なもの、仮のものでないもの、永遠に滅びない「いのち」を与えてくれるもの。よくよく味わってってみたいものです。