令和3年9月前半の法語
実りの季節、9月に入ります。
この間まで青々としていた田んぼが、黄色に色づいてきました。
早いものですね。
子供の頃は、9月の台風シーズンが終わったころに「稲はで」が立ち、
稲刈りが始まったものです。
イナゴもあちこちに飛んでいました。
そんなことを知っている人も、だんだんと少なくなってきました。
今月の法語は、
「思いこむことの 危険さ 思い直すことの すばらしさ」
としました。
思い込んでしまいますと、かたくなで、心のゆとりが見られません。
私自身のこの頃です。
知っているつもりなんですよね。
「思い直すこと」は、「負け」なように思ってしまいます。
間違っていれば思い直す。
他人の気持ちを思いやる。
そんな心のしなやかさ、柔らかさを持ちたいものです。
実りの季節に、仏さまと自問自答している、今日この頃です。
夏の疲れが出ませんよう、ご大事に。
お寺周辺の風景