令和4年4月前半の法話
境内の桜ソメイヨシノや雪柳がいい見頃です。
夜のライトアップも素晴らしい。
ソメイヨシノが終われば山桜も、また私たちを楽しませてくれるでしょう。
近所の人に限らず、多くの人に見てほしいものです。
3月も終わり4月に入りました。
このシーズンは忙しさの中に、山々を見、鶯のさえずりを聞くと何かワクワクさせ、
新しい息吹を感じさせてくれるものがあるようですが、いかがでしょう。
鬱積した気持ちの中に、ちょっと視点を変えてみたいものです。
今月の法語は、
「知ることより 感じる心を 大切に」
としました。
現代人は、幼いころより「知る 覚える」ことを重視してきました。
「氷が解けたら 水になる」は,知の世界。
「氷が解けたら 春になる」は、感情の世界。
知も大切であるが、人生を豊かにするには感情の世界が大切では。
新学期や新しい職場の中での知識だけではなく、五感をしっかりと磨いてほしいものです。
最近、仏法を知ろうとする人が多くなってきたようです。
いいことですが、お慈悲をわが身の上に感じる世界が大切でしょう。
夜桜