令和3年12月前半の法語

師走の12月に入りました。

今年の一年は,殊の外、早かったような気がするのは、私だけでしょうか。

12月に入ったら東京、京都、広島に出かけようと思っていましたのに、

また新しいオミクロン株なる流行が出るとか。

実に不確実な、不安な日常生活です。

 

今月前半の法語は、

「仏の心に 触れるとき 不安のままに 安心の世界が 開く」

としました。

龍谷大学の田畑正久先生が、

「日常生活は苦、楽のくりかえしだ。生命があれば不安や苦悩は必ずある。

不安は、私たちの生活や心の中に思いがけない穴(病気、死、もめ事、失敗)が

ポッカリと開き、そこから隙間風が吹くようなもの。

その穴を埋めることも大切だが、穴が開くまで見えなかったものを、穴からみる

のも大切。」

と書かれていました。

今の私にドカーンと教えられることです。

 

先日、報恩講法要を終えた後、ちょっとしたハプニングがあり、一週間のお休み

をさせていただきました。

大丈夫と思っているわが身は、誠に頼りないもです。

心して生きねばなりません。

 

 本堂裏の銀杏