令和4年10月前半の法語
10月に入ります。
境内奥の栗が、今年もたくさん実をつけてくれました。
御門徒は勿論、ご縁ある人におすそ分けしています。
栗きんとん、栗ご飯、栗渋煮等々、おいしくいただいています。
今朝は坊守がイチジクを取ってきてくれました。
ほどよく割れ目が入り、甘く、ブツブツ感がなんともいえない美味しさを味わいました。
一方、境内の桜の枯葉が、掃いても掃いて散ってきます。
枯葉にも、「一年間ご苦労さんだったね」と言ってやりたいです。
秋は実りの季節、そして落ち葉の季節ですね。
今月の前半の法語は、
「してやっていることは よくわかるが して頂いていることは きずかぬ私」
としました。
私自身の姿です。
今までの人生でも、日常生活でも、他人様にああしている,こうした、はよく覚えていますが、
他人様からしてもらっていることには気づいていません。
失礼なことです、申し訳ないことです。
「人間」という漢字は、人と間と書きますね。
ヒトとヒトの中でしか生きられない私たちなのに。