令和4年5月後半の法語

ゴールデンウイークも終わり、少々落ち着きが見えてきたかなと思いながら、

やはりウクライナの事が頭を離れません。

今月の法語は、

「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えるのが 君の一番いいところだ

としました。

少年院に教誨師として出向させてもらっていた折、出院前の子供たちによく話していた言葉を思い出しました。

先日、NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)『ちむどんどん』で、沖縄の家族の姿を描かれて姿に同じような

台詞を聞きました。

「今日まで育ててくれてありがとう。いっぱいわがまま言ってごめんなさい」といった主人公の暢子さんに、

お母さんが言った言葉です。

現代社会では、謝ることのない、自分を正当化しようする考えが多いように思えてなりません。

また、いっぱいのお世話やお蔭をもらっていながら、お礼も言えない社会とは何でしょう。

混沌とした社会に、ローカルに住む我々から、「ごめんなさい」、「ありがとう」の言葉を声に出し、

音にして発信していきたいものです。

 

    墓地も花盛り

    目を楽しませ、心を和ませてくれます