令和4年8月中旬の法語

住職ノート

 5日から始まった盂蘭盆参りもほぼ終わり、

明日、観音堂参り残すのみになりました。

暑い毎日で私もそろそろ限界かな、と思うことです。

様々な家庭にお邪魔させていただき、毎年のことではあるが、私自身が教えられました。

重病の家族を抱えていらっしゃる家庭、高齢の家庭、初盆であらためて亡き人を思い出しておられる家庭、

孫が先生になったと喜んでいる家庭、色々です。

印象に残ったのは60歳代のお祖父さんおばあさん、30歳代の若夫婦小学生、中学生の男の子とお参りした後、

前に出て焼香、声に出してお念仏、つながっている家庭だなと、有難い気持ちになりました。

誰の姿かわかりませんが、身業説法そのものと感じたことです。

 今月は10日に張り替えて今月中旬の標語は

「あの人は 私に 老と病と死の姿を みせてくれました 大きな贈り物」としました。

私たちの生涯、避けて通れない、此の在り様を自分の生活にどう考えていくのか、

今一度、問うてみなければなりません。

 昨日の盆法要には、家庭で都合のつかない人、お仏壇のない方、等々30数名の方が参詣されました。

せめてこの時でも、手を合わすひとときを、大切にしてほしいものです。