令和5年2月前半の法語
2月に入りました。
1月の24日から、何年ぶりかの大雪になりました。
境内はもとより、道路も圧雪で出入りが難しいことでした。
そんな中、東京のご門徒にお参りに行きました。
松江と違い真っ青の東京の空に、元気が出ました。
地域によって、気候によって、人の生き方、考え方も変わってくるのを実感しました。
帰省すると、寺の発展に尽くしてくださった方の往生を知り、また寂しい思いをしています。
50年前、寺の在り方を何とかしようと、門信徒会を結成してくださった方です。
20代の私をバックアップしてくださり、今日の基盤を築いていただいたことです。
今月の法語は、
「仏法が死を問題にするのは それだけ生命(いのち)が尊いからです。」
としました。
現代社会、身近なこと、世界のことの中でこの問題を避けることなく、考え議論していきたいものです。
何事も早さを競う現代に、
じっくりと考える寺の在り方を模索していきたいものです。
温もりのある、何でも話せる、心のよりどころになる寺を目指したいものです。
それは、私たち寺族の姿勢にあるのではと、自戒しているところです。