2024(令和6)年5月後半の法語

本堂後ろの庭に、サツキが咲いています。

人に見られずとも、赤い花をつけ、古墳の脇をにぎやかにしてくれています。

1月2月の水仙、梅から3月の桜、そして5月のツツジ、サツキと、

自然は次々と移り変わって私たちの目を和ませてくれます。

草刈りが厳しくとも、田舎暮らしも、捨てたものではありません。

 

今月の法語は、

「花びらは散っても 花は散らない 形は滅びても 人は死なない」

と、金子大栄師の言葉を書かせていただきました。

門前の桜も青々とした若葉をつけ、サクランボが落ちて、来年への準備をしています。

人は亡くなっても、子孫は残ります。

ただ種が保存するだけではなく、

「いずれもいずれも、この順次生に仏になりて、たすけそうろうべきなり」

と「歎異抄」に書かれているように、

仏となってお浄土への道を歩まさせていただくのです。

なんまんだぶつ、なんまんだぶつ