2025(令和7)年12月前半の法語

師走の12月に入りました。

皆さん方の今年はいかがだったでしょうか。

私自身にとってもは、人生のターニングポイントの年ではなかったかなと思います。

気張って自坊の素地を確立せんとあがいてきたように思いますが、

もうそんなに気張らなくてもいいよと、誰かさんから言われているようです。

住職を退いても一僧侶として精一杯毎日を生きていこうと思います。

今月の法語は、

「帰る家があると 旅は楽しい。還るいのちの故郷(ふるさと)があれば安心だ」

としました。

時々、県外に出た時、自分が落ち着く所はホテルの一室、人けのないお寺の本堂ではないでしょうか。

団体旅行で皆さんが喜んでくださるのも、観光地がいいから喜んでくださるのですが、

帰る我が家があるから楽しめるのでしょう。

さて、後生(ごしょう)の一大事の時に帰るところが無ければ、不安です。迷います。心配です。

そこのところをしっかり聞いていきましょう。

あわただしい年末にふと振り返ってみませんか。ご大事に。