2025(令和7)年9月前半の法語
すでに秋とはいえ、なんと、炎熱がつづいています。
地球環境はどうなっているのでしょうか。
9月に入りました。
先日、あるご門徒さまが一番に、新米を一俵おそなえになりました。
毎年のごとく、自分たちが食する前にお仏飯米を本堂に運んでくださる方があることに、
もったいない、有難い気持ちでいっぱいです。
炎天下に、ようこそ稲刈りから精米、そして如来さまに。
現代社会でもこんな方がいらっしゃることを、皆さんに知ってもらいたいものです。
「自分が自分が」、が先行する今、しっかりと見つめてもらいたいものです。
今月の法語は、
「待ちかねて お呼びどうしの 親様に 今 導かれゆく嬉しさよ」
私の祖母がいつの日かに詠んだ歌です。
そうでした、お呼びどうしの方がいらっしゃたのでした。
「それでいいかや、それでいいかや」と声をかけどうしの。
また愚痴が出ました。
また腹が立ちました。
またあれが欲しくなりました。
次から次と。
お手上げの私です。
おっと、急に思い出しました。
逃げでしょうか。
「煩悩のまにまに浮かぶ念仏は 心配するなの親の呼び声」
残暑厳しいようです。ご大事に。