2025(令和7)年11月前半の法語

毎年のことながら私の誕生月11月に入りました。ようこそ81年間、有難いことです。  

墓苑の山茶花の白が咲き誇っています。

赤、白、交互に植えていただいたのに、白が先に咲くのですね。

銀杏の大木はまだ紅葉はしませんが、下にはギンナンが誰に拾われることもなく沢山落ちています。

自然の移り変わりは、次々刻々と変化しています。

先日11月3日に、第17回めになる「ワクワクみのり(法・実)フェア」のイベントを、仏教婦人会主催で

開催しました。

本堂では、知人ご夫婦(ぽこりっと)のミニコンサートで、懐かしい歌をともに歌い楽しみ、

終了後は、バザー、焼きそば、焼き芋、豚汁、喫茶などなどを、境内でたくさんの人と過ごしました。

昨年よりは少し参加者は減りましたが、地域に開かれた寺として、今後も発展してほしく思いました。

これも準備、当日、片付け、みんなみんな、ご門徒の皆さんのおかげです。

今月の法語は、

「昼のお星は眼にみえぬ 見えないけれども あるんだよ 見えぬものでも あるんだよ」

金子みすゞさんの詩を書きました。

現代社会は、目に見えるものだけを信頼し、判断している傾向が強いようです。

でも、バックグラウンドに大きい営み、力が働いているのではないでしょうか。

わがもの顔の私に、厳しい問いかけです。