令和3年8月前半の法語
8月に入り一層暑さが厳しく感じられます。
日が沈むまで西日が入るため、夜になっても本堂の畳が暖かい今日この頃です。
7月末から8月初めにかけて、亡くなられる方が続きました。
暑さのせいでしょうか。
今月前半の標語は、
「今朝までは 達者でいても 昼までに 無常の来るを 知らぬ気の毒」
としました。
達者が当たり前と思っていないか。
無常の言葉を自分のことと思っていないのでは。
言葉だけに終わらせていないのか。
一日一日の何気ない出遇い、何気ない会話を大切にしていかねば、と思わずに
おれません。
知らなかったで終わらせることなく、自分の在り様をしっかりと見つめたいもの
です。
境内の庭木の手入れ、そして墓苑の清掃を皆さんがしてくださいました。
本来なれば「ご苦労さんでした」と、冷たいビールを交わすところですが、
コロナ禍の中ではそれもかないません。
みんなが冷たいお茶と笑顔で別れたことでした。
畑のブルーベリーが、今年もたくさん実をつけました。
畑仕事の合間にひとつぶ。
子供たちが収穫しながらひとつぶ、ふたつぶ、みつぶ・・・(笑)