2025(令和7)年9月後半の法語

雨が降り、蒸し暑い日が続きます。

一雨一雨、秋になっていくのでしょうか。

今月後半28日(日)は、西宗寺にとって最大の行事「親鸞聖人誕生850年、立教開宗800年 併修

住職退任・新住職継職奉告法要」を催します。

コロナ明けの3年前から計画し、いよいよとなりました。

前住職として、一抹の寂しさもあり、安心感もあり複雑な心境です。

しかし、500年近く相続されてきた当寺が、今後どう発展していくかの大きい節目であることに間違いは

ないでしょう。

このたびの行事には、私たちはできる限り側面的に援助をして、

新住職、新坊守には、できるだけ自分事として企画立案してほしいと願ってきたことです。

その意味でも新住職には、大きい夢を持ち、寺の存在意味を問いつつ、心温かい寺に前進してほしい思います。

何とか無事に終わることを願っています。

今月の法語は、

「秋彼岸 敬老の日 喜寿 米寿 白寿 百寿 なんのそ われは無量寿 南無阿弥陀仏」

としました。

哲学者 西田幾太郎は、無量寿への往生の白道を、

「あかあかと燃やし尽くさん残れる命」と何かに書いていました。

秋彼岸、敬老の日、そしてこのたびの継職奉告法要を通して、わが身を考えているところです。

御大事に。

共々にお念仏していきましょう。