令和元年7月前半の法語
お陰様で第49回松江組仏教婦人会連盟大会も、無事終了しました。私たちのお寺にできることをやろう。やってよかったの思いでやろうとのことで、スタートしましたが、131名の参加者にも好感の持てた大会であったようです。どうかこの気持ちを、一過性に終わらせることなく、地道に今後の発展に結び付けてほしいものです。
仏教をはじめから聞いていこうとの発想から、連続研修会が始まりました。西宗寺から4名の参加者で、第一回終了後「自分の思いを話しました」とか「キラクな雰囲気でよかった」など前向きな感想があり、今後が楽しみです。
今月の標語は、今月10日間の悲しい出会いが4度も続けてあったこともあり、「生死の苦海 ほとりなし 久しく沈めるわれらをば 弥陀弘誓の船のみぞ のせてかならずわたしける」の御和讃にしました。私たちは、生老病死の生存そのものの苦を抱え、生と死を繰り返し、身も心も汚しつつ過ごしているようです。真宗の宗教は、病気が奇跡的に治るとか、逆境が一瞬に消えるとかいうものではありません。人間の苦悩を照らし出し、しかも苦しみ悩む人間を目覚めさせ、乗り越える力を恵むものというべきでしょう。 合掌