令和2年7月前半の法語

いよいよ7月です。

ムシムシする毎日で、周囲の緑が少々暑苦しく感じられます。

そんな中、紫陽花がゆったりと咲き誇っています。いっそ西宗寺を「紫陽花寺」にしては、と勝手にと思うことです。

今月前半の標語は

「目を背けたくなる この私の本当のすがた そのために立ち上がってくださる 阿弥陀さまのすがた」

としました。

戦後75年の文字がよく出てきます。

わが76年の振り返るに、学生期、家住期、林住期、まことに我儘な私であったように思います。

そんな私を様々な方々が、「見てござる、聞いてござる、知ってござる」とお育ていただいてきました。

「過去の宿善厚きがゆえに」そのものです。仏身は仏心なり、御姿を通して呼びかけてくださっているのですね。

ムシムシする中で、静かに耳を澄ましてみたいものです。

終盤の遊行期はどの様な姿になっていくのでしょう。                          住職