令和2年6月前半の法語

ジューンブライドの6月に入りました。

今年は境内のツツジが何ともあでやかに咲きました。

そして今は、サツキ、墓苑のツルバラが赤、白、ピンクと、見事に目をなごさませてくれています。

坊守(ぼうもり:お寺の奥さん)の日頃の手入れのお蔭でしょうか。

その一方、草、木はよく伸びて、「願わずとも雑草は生え、願えども花は散る」そのものです。

今月の標語は、

「自分の能力に 酔いしれて 自分を頼むこころ 旺盛な人は

悩みを持つ人 病気で苦しんでいる人の 本当の哀しみを解することは 難しい」

としました。

他人事でなく、自分自身はどうなのか。賢ぶってはいないか、善人面をしていないか。

雑草のごとく私の本性が次々と出てきます。

手を合わすとそんな自分であることに『フッ』と気づかせてもらっています。

申し訳ないことです。有難いことです。