令和3年10月前半の法語

実りの季節、スポーツの季節、と言いたいところですが、

昨今は読書の季節が最も適切かなと思いますが、如何でしょう。

躍動的に活動しなければならないのに、じっとしていることが多いようです。

さりとて、たくさんの読書量があるかと言うと、

本屋に行ってあれこれ見回すだけ。

何とか、何とか、といいつつ、10月に入りました。

 

ワクチン接種も終わったし、だんだんに患者数も減ってきたし、

京都に広島に聴聞に出かけたいなと、思うのですが、

なかなか踏ん切りがつきません。

 

今月の標語は、

  聴く度に 煩悩の闇 知らされる

としました。

寺族から、難しいことばかり書かないで、との指摘がありました。

私は、「綺麗な飾った言葉より、今心に響く思いを書きたいのです」と話した

ことです。

自分の思いだけでなく、通りを行く人に感じてもらえることも書かねば。

と反省したことです。

やっぱり聞いて、教えられていくのですね。

なんでもないことが、有難いことです。

そろそろ、報恩講の季節です。

年を重ねても、布教をさせていただく者であっても(いや、布教させていただく

者であればこそ)、人様のお説教をしっかりと聞かせてもらわねば。

と思う今日この頃です。