令和5年9月前半の法語
9月になりました。
夜遅く、風呂に入っていると、虫の音がコーラスしています。
一方、朝型には、本堂の前や庫裡の近くに、蝉の亡骸があちこちに落ちています。
何年も暗黒の地中にいて、やっと明るい世界に出て、ほんの数日でこの世を去っていった姿に、哀れさを感ずること
です。
今月の法語は、
「季節の移ろいの中で この世の無常を感ずる」
としました。
春にきれいに咲いた桜の木も、そろそろ枯葉となって散っていきます。
蝉の姿も、山の陰影も、季節の移り変わりを身近に感じさせる今日この頃です。
私の姿も無常なんですよね。
大事にしなければ。
早速、「新米が出来た」と、お仏飯米を持ってこられた方があります。
有難いことです。
限られた命の中で、9月も精一杯ご法義相続をさせていただきましょう。