令和2年9月後半の法語
台風の後、急に秋らしい日々になってきました。
夜は夏蒲団より、少々厚手の物がほしくなってきました。
セミも最後の力を振り絞っています。
そして美しい夕焼けが広がり始めると、虫の音が気持ちをやわらげてくれます。
秋彼岸も近くなりました。
今月の法語は、
「いままで みえていなかった世界を 見せてくださる 智慧の光」
としました。
昔の法語カレンダーの中の、東井義男先生の言葉です。
いまになって、先生がおっしゃっていた
「ぼんやりするな。人生は短いぞ、死は確実にすぐにもあなた自身のものとなる、おろそかに今日を生きてはいけないよ」
の言葉が、ずしりと響いてきます。
お念仏を唱えつつ智慧の光に照らされた私の姿を、厳しく見つめたいものです。
秋彼岸、覚りの稲を刈る日かな、です。